いきなり自動化はやっぱり難しいー地下インフラ点検、市販ドローンから始める“現実解”という選択
- Lucky
- 1月25日
- 読了時間: 2分
更新日:5 日前
さて、編集担当ラッキーの一押しの話題です。
地下インフラや共同溝、閉鎖・狭隘空間の点検。
人手不足が深刻なのは分かっているし、
「ドローンで自動化」という話も、もう珍しくありません。
とはいえ――
いきなり全自動・完全自律で飛ばすとなると、
現場ではなかなか話が前に進まないのが実情です。
暗い。狭い。構造は複雑。
しかも、これまでの点検は熟練者の経験頼み。
自動化しようにも、
「そもそも何を基準に飛ばせばいいのか分からない」
という壁にぶつかります。
で、現場はどうしたかというと。
ここで登場するのが、株式会社アイ・ロボティクス の今回の取り組みです。
ナニをやったかというと、いきなり自動化を目指さない。
まずは、市販の民生ドローンを使って、
地下空間の構造
設備の配置
障害物やリスクポイント
を簡易にスクリーニングするところから始めています。
360°カメラを搭載した Antigravity A1 で空間を丸ごと把握し、衝突回避性能に優れた DJI Neo2 で、安全性や航路の感触を確認する。
高額な専用機材や、特定メーカーに依存した構成ではありません。

見て終わり、ではありません
今回のポイントは、「ドローンで撮りました」で終わらせていないところ。
取得した映像やデータは、
将来の航路設計
安全マージン評価
自動航行・自律制御の検証
につなげる前提のデータとして扱われています。
つまり、今日の手動点検が、明日の自動化の準備になるという考え方です。
なぜ“汎用機”が効くのか
専用機材は確かに高性能ですが、
導入コストが高い
更新のたびに負担が大きい
現場で使い切れない
という課題もあります。
一方、市販機を前提にしたプロセスであれば、
現場に導入しやすい
機体が変わっても考え方は継続できる
データを資産として蓄積できる
というメリットがあります。
機体ありきではなく、プロセスありき。このあたりが、かなり現実的です。

編集部的ひとこと
ドローン点検の話になると、どうしても「すごい機体」「最新技術」に目が行きがちです。
でも、本当に効いてくるのは、
どんなデータを
どの粒度で
将来どう使うつもりなのか
という部分だったりします。
今回の取り組みは、点検を「ルーティン作業」ではなく、価値を生むデータ創出のプロセスとして捉えている点が印象的でした。
派手さはありませんが、こうした積み重ねが、数年後に効いてきます。
ここ、押さえておきたいところですね。





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